地味子な私と、人気者の彼

「うわ……ダサッ」


 久しぶりに見たその姿は自分でも笑っちゃうくらい田舎の子そのものだった。


 メガネに短すぎない制服のスカート、それに紺のハイソ――更に三つ編み。


「行ってきます!!」


 家を出て数分、走ってる途中でお弁当を忘れた事に気が付いたけどそんなのどうだっていい。

 
 お財布持ってきてなかったから購買で買えないけどなんとかなる!

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