地味子な私と、人気者の彼

「汰一どーした!?」


「何!? イメチェンかなんか!?」


 みんなに責められた彼は恥ずかしそうに自分の席に着き、前の席の男子と話している。


「これ変?」


「や、別に変じゃねーけどビビるだろ。なんかあった?」


「変な寝癖ついててさーどうしようか考えてて、結果これ」

< 144 / 258 >

この作品をシェア

pagetop