地味子な私と、人気者の彼

「あの――わたしが言ったって事、内緒にしてくれる?」


 私は笑顔で大きく頷くと、真っ直ぐ陸上部の部室へと向かった。


 あれだけの事を聞いたらとてもじゃないけど我慢の限界。


 真美ちゃんの話によると、あれ以上の事も言ってるみたいで……悲しみも大きいけど怒りも大きかった。

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