地味子な私と、人気者の彼

 いつもなら楽しい道で、楽しいお喋り、楽しい時間……。

 
 私は作り笑いで精一杯だった。


「なぁ、ちょっと公園行かない? こっから近いんだけど」


「もしかしてもみじ公園?」


「そ! やっぱり知ってるか」

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