地味子な私と、人気者の彼


「一人?」


 お昼を知らせるチャイムが鳴った数分後、汰一君が私の元へ来てくれた。


 ユキちゃんが来ない事を気遣ってくれたのはとっても嬉しいけど……今はそれどころじゃなかった。


 夢とは言え、汰一君にあんな言い方してしまうなんて最低だよ。


「うん、一人だよ?」
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