地味子な私と、人気者の彼

「あのさ――ホラ、えぇと――すげー言い辛いんだけど、ユキと何かあった?」



 私の鼓動が段々と早くなる。


 どう言い逃れしようか考えているのに、何もいい案が浮かばない。


「たまたまだったらいいんだけどさ、今日の事とか……あと、りかすげー元気無いし」


< 214 / 258 >

この作品をシェア

pagetop