地味子な私と、人気者の彼
「もう一度きちんと言うね――あ~、めちゃくちゃ恥ずかしいけど――俺と、付き合って下さい」
「――はい、喜んで」
彼の照れた笑顔を見て私は幸せを噛み締め、そしてこれはやっぱり現実なんだと実感する。
夢の中のキミも素敵だったけど、やっぱり現実のキミの方がずっと素敵だね。
今までは夢の中のキミが一歩リードだったけど――もうこれで現実のキミが何百歩もリードしちゃったね!
――完――