地味子な私と、人気者の彼


「あれ? なんかイイコトあったァ?」


 今日も朝から爽やかな笑顔でユキちゃんが声をかけてくる。


 それにしても……なんでこう、バレちゃうのかな?


「あのね、夢に汰一君が出てきたの」


「はァ!? それだけで嬉しいの!?」


「それだけって……」


「あァ~ごめん! りかにとっては嬉しいんだよね~そうだよね~」


「……バカにしてる!」

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