地味子な私と、人気者の彼

 彼の目を直視出来ず、思わず俯く。


 もうお話しする事もこれで最後だって思うと、鼻の奥がツンとしてくる。


「なんかごめんな! 俺のせいで」


「――え?」


「りかに迷惑かけてさ。話しかけたのも、話してるのも全部つーか殆ど俺からじゃん?」


「ごめん、話が読めないよ」

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