地味子な私と、人気者の彼

「絶対後ろがいいわー。りかは目悪いから前?」


「私も……後ろかな」


 また、こうしてあなたの隣になれればそれだけでいいのに。


 授業中も大好きなお昼も、その事で頭がいっぱいだった。


 ユキちゃんのクラスも席替えらしく、凄い喜んでいたけど……私はそんなユキちゃんに少し苛立っていた。

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