それでも愛してる3~IKEDA
私はその酔っ払いが憑かれる所を一部始終見ていた

全然平気な様子で路地に入ったからもっと出来るのかと思ったのにねぇ~

とりあえず、助けときますか

『そこ!動かないでよ!』
私は御札を握り酔っ払いを叩く

「ガッ」

『意識ぐらいは戻った?そっからなら自分でなんとか出来る?』

「グルルルル」

『あれれ、まだなのか?』
と、もう一発ど叩いた
『おまけ!』
と御札を貼り付けた

「キューン…グ…く…ハァハァありがとな…」

『動物の霊だったみたいね、もう離れたかな?』

「ハァハァ…まだ…もうちょい…」

『もう一発?』

「ハァ…いゃ…いらない…ハァ…断る…拒否する…」
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