それでも愛してる3~IKEDA
俺は適当な所で会話に参加しながら様子を見てた

その男も同じ携帯のゲームサイトをやってると聞いて話題が盛り上がった

『え~私はまだしてな~い!』
とバーテンはちょいと悔しそうだ

「あ~じゃあゲームサイト紹介しょか?」

『私は広チャンに紹介して欲しい!』

あ~ヤパこのバーテンはこの男の事が好きみたいやな

それがスイッチなのか?

このバーテンの恋心と母親の霊の何かがシンクロしてるんやなぁ~

まぁその何かも、この母親の恋心関連やろけど

『よし!紹介メール送ったよ、それで登録したら最初から友達状態で始まるから』
とその男

『やった~!広ちゃんと友達だ~♪』
と、素直にバーテンは喜んだ

『全員ゲームサイトに入ったって事で記念に』
と、バーテンは嬉しそうにカメラを持ち出した

男は
『記念って大層だな』と苦笑しながら言う

『いいじゃない~』とバーテンは口を尖らせて言う

『全員って、俺はそのゲームサイトをしてないぞ』
とマスターも口を尖らせて言う

可愛くないぞマスター…ってかあんた居たんだ

『だからマスターはカメラ係』
と笑いながらバーテンはマスターにカメラを渡した
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