愛乗りシンドバッド
電話を切ると
呼吸を肩で
していた事に気づく。
別れたなんて言っても
今の今まで
付き合っていたのに
そんな簡単に
切り替える事なんて
できないって。
あーっ、もう。
俺はあいつが好きなのに
どうして別れなんて。
静かな部屋の中には
せわしない蝉の声が
うるさく響いてきていた。
そして彼女の…
いやモトカノが残した
クマのぬいぐるみが
満足気にベッドで
寝ているのが
なんだか心をかき回す。
俺はとりあえず
そいつをベッドから
引き上げて
部屋の隅に投げた。
呼吸を肩で
していた事に気づく。
別れたなんて言っても
今の今まで
付き合っていたのに
そんな簡単に
切り替える事なんて
できないって。
あーっ、もう。
俺はあいつが好きなのに
どうして別れなんて。
静かな部屋の中には
せわしない蝉の声が
うるさく響いてきていた。
そして彼女の…
いやモトカノが残した
クマのぬいぐるみが
満足気にベッドで
寝ているのが
なんだか心をかき回す。
俺はとりあえず
そいつをベッドから
引き上げて
部屋の隅に投げた。