夏の香り
友達との約束
帰りは寄り道せずに、いつものコンビニで弁当、ビールとサラダを買う
小さい子供のように寄り道する勇気がまだない。。

「あたし、ダメだな~これじゃオッサンみたい」
私の住む所は親が借りてくれてるマンションだ。

小さいアパートで良かったのに。。

リビングの広さが寂しさを増していくよ。
「ただいま~」
「おかえり」自分で。。
悲しい。
携帯が鳴る
「うわっビックリした」
同僚だった亜紀だ
「もしもし、奈央に一生のお願いがあるんだけど」
「亜紀、何なの?結婚退社しておいて!私に用?」
「ちょっと奈央、私に冷たくない?
まぁ聞いてよ、頼みってのはさ~」
「何よ、言いなさいよ」
「結婚前にさ奈央に付き合って欲しい所があるんだけど」
「亜紀、合コンじゃないよね(笑)」
「実はホストクラブにどうしても行きたくて、まぁ結婚前の思い出として」
「奈央さ確かホストクラブ顧客だよね」
「うん。。そうだけど」
「お願い!付き合って!」亜紀には助けられたからな。。
「わかった、オーナーに予約しとくよ」
「うわっホント!ありがと奈央、じゃ金曜日に」
「うん金曜日ね」
そんな約束をし亜紀との電話を切った。
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