あなたに届け
『さっきはごめん
嫌とかそういうのじゃないから』
『もういいよ
話しかけないから
話すのはコンビニだけでいいよ』

私はそのメールだけ送った

それから1週間気まずくてコンビニには行かなかった

ー1週間後ー

「いらっしゃ…木下…やっときてくれた」
「うん」
「この前はごめんな」
「もういいよ、もう少しで球技大会だね」
「そっか6月だもんな」
「なにでるの?」
「バスケとサッカー、木下は?」
「うちはバレーだけ」
「そうなんだ、応援しとるわ」
「うん、川本くんも頑張ってね」
「その後はテストだよ」
「うわぁやだ…」
「だよな」
「嫌な行事目白押しだよね」
「うん」

そんなこんなで球技大会当日を迎えた

「桃夏頑張ろうね」
「うん!」
「あ、男子のバスケ始まるって見に行こ♪」
「うん」

私達は男子のバスケを見に行った

「最初は3ーAと3ーCか」
「え?」
「なに?どうかした?」
「ううんなんでもない、うちのクラスの男子応援しなきゃ」
「だね♪」
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