あなたに届け
「ねぇ!あれ!」

美奈が指差すほうを見た
私の目に映った光景は
うちの男子が川本くんの足を蹴った後突き飛ばしたのだ

「いやっ」

私は目をおおった

「なにやってんのうちの男子」

美奈が呆れたように言った

「A組失格にするぞ!」

審判が大声をあげる

「うるせーあっちが悪いんだ!」
「嘘つくなよ!川本大丈夫か?」
「うっっくっ」
「てめぇら今後妨害をしないなら試合続行を認める」
「わかったよ、理不尽だよな」

うちのクラスの男子はブツブツいいながら試合体制をとった

「川本大丈夫か?」
「大丈夫…頭…守ったから」
「休んどけよ」
「大丈夫…やる」
「無茶すんなよ」
「わかった」

結局途中で反則をしたうちのクラスは3位になった

「最悪」
「だね」

優勝は3ーC
2位は3ーB
3位は3ーA

球技大会が終わり家についた私は少し休憩して夕方急いでコンビニに向かった
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