詩日記〈うたにっき〉

3月12日〔金〕

神が
人間を創った

いうのなら、

彼らは
一体

何を望んだの
だろう‥?



人間が
地球<ホシ>を
守ってくれる

と でも

思ったの
だろうか?



人間が
万物を平等に
愛し 慈しむ

と でも

思ったの
だろうか?




人間など

自我の塊

で しか
ないのに‥。





人間は
自分たちの為
だけに


森を壊し‥

海を汚し‥

この地球<ホシ>で
さえも

滅ぼそう

していた。




自分たち
さえ
よければ、

人間たちは
何でも
犠牲にして
きた。



たとえ
それが‥

同じ姿を持つ
人間<モノ>で
さえも‥。




理由は
何でもよかった。

自分の
絶対的権力

示されれば

彼らは
満足し、

自慢げに
『英雄』

名乗った…。







何の罪もない、
犠牲者たちの
屍の上で、

高らかに
拳を突き上げ、

彼らは
『英雄』

名乗った…


それは
きっと

今も

昔も

そして
これからも
ずっと

変わらない

人間の姿…
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