詩日記〈うたにっき〉
2月28日〔日〕
それは、
音もなく‥
ただ 静かに
ゆっくりと
壊れてゆく…
いっそ、
一気に壊れてくれれば、
こんなにも長く
苦しむことも
なかったのに‥。
誰にも気付かれずに、
それは、
ただ 静かに
ゆっくりと、
音もなく
壊れてゆく‥。
やがて、
全てが壊れた後で、
人は
ようやく そのことに
気付く‥
『壊れてしまったのだ』
と‥
直す術など
知らないのに、
それは もう
壊れてしまった‥。
壊れても なお、
苦しみは続く‥
否‥、
それは きっと
壊れてしまったから‥、
直せないものだと、
気付いてしまった
から‥‥。
ただ
静かに
ゆっくりと、
音もなく
心<ソレ>は壊れた‥
逃れる術は
ただ ひとつ…
『消えてしまえばいい…』
音もなく‥
ただ 静かに
ゆっくりと
壊れてゆく…
いっそ、
一気に壊れてくれれば、
こんなにも長く
苦しむことも
なかったのに‥。
誰にも気付かれずに、
それは、
ただ 静かに
ゆっくりと、
音もなく
壊れてゆく‥。
やがて、
全てが壊れた後で、
人は
ようやく そのことに
気付く‥
『壊れてしまったのだ』
と‥
直す術など
知らないのに、
それは もう
壊れてしまった‥。
壊れても なお、
苦しみは続く‥
否‥、
それは きっと
壊れてしまったから‥、
直せないものだと、
気付いてしまった
から‥‥。
ただ
静かに
ゆっくりと、
音もなく
心<ソレ>は壊れた‥
逃れる術は
ただ ひとつ…
『消えてしまえばいい…』