アセトアルデヒドの悪戯(イタズラ)
「20歳になったら、っていったのは正樹だ。

あたしは、専門学校卒業してからってお願いしてたのに」

「え?」

礼二には聞き取れなかったようだ。

けれど、白亜はかまわなかった。

ちょっと、苦情を言ってみたかっただけなのだ。

結局、そこの学費を出してくれているのは正樹なのだ。

これ以上逆らえない。

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