アセトアルデヒドの悪戯(イタズラ)
「何つくろうかな~って思っていると、頭に渦巻きが浮かんだ」
言って、じっと白亜の表情を覗き込む。
「・・・気に入らなかったら返して。もう一回作ってくる。白亜の気に入りそうなの」
白亜は慌てて、それを手の中に握り締めた。
「気に入った。これがいい!」
取り戻されないように、言う。
それが、あんまり必死な口調で、自分で、ちょっと笑ってしまう。
だいぶ説明が遅れたけれど、ここは、服飾系の専門学校。
あたしは被服科、なんだけれど、連は一般科。
一年の時は、割と一緒の講義があったんだけれど、二年になって専門分野の講義が多くなり、あんまり連とは会えなくなった。
・・・ハズだった。
「そういえば、ここ、服飾デザインの講義なんだけど、何で連、ここに?」
連は、ニッコリ微笑む。
「オレ、服飾に転向した」
「え?」
言って、じっと白亜の表情を覗き込む。
「・・・気に入らなかったら返して。もう一回作ってくる。白亜の気に入りそうなの」
白亜は慌てて、それを手の中に握り締めた。
「気に入った。これがいい!」
取り戻されないように、言う。
それが、あんまり必死な口調で、自分で、ちょっと笑ってしまう。
だいぶ説明が遅れたけれど、ここは、服飾系の専門学校。
あたしは被服科、なんだけれど、連は一般科。
一年の時は、割と一緒の講義があったんだけれど、二年になって専門分野の講義が多くなり、あんまり連とは会えなくなった。
・・・ハズだった。
「そういえば、ここ、服飾デザインの講義なんだけど、何で連、ここに?」
連は、ニッコリ微笑む。
「オレ、服飾に転向した」
「え?」