アセトアルデヒドの悪戯(イタズラ)
けれど、それを、飲み込んでしまった。

変わりにニッコリ笑う。

「ここには白亜がいるから。白亜がいるところは、なんか白亜がしでかしそうで、面白そうだから」

はぁ・・・

そうなんだ。

そんなのんきな発想で、きっと優秀な成績を収めちゃうんだよな、連って。

「あ」

連が声をあげた。

「何?」

「ネックレスじゃなくて、寝袋あげればよかった。被服って、寝袋が必需だってきいたんだけど」

「うん。持ってる」

「ウワサは本当だったか」

連は笑った。

講師の道長先生が入ってきた。

みんな、いっせいに、緊張して、姿勢を正した。

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