幸せ日和〜コイスルキモチ〜



「あ…雪…」

ひ…ろ……

「………///」

目を合わそうとしないで横を素通りしようとした時だった…

「え…何…?無視する気?目も合わしてくれないし……素通り禁止!(笑)」

寛がつぶやいた一言に
赤面するあたし…

「そ…なんじゃ……」

「顔赤いな…
熱ないか?」

「なななな…無いです」

「動揺して……
まじで熱あるんか!?」

「無いですー!!!」

「ちょっと来て!」

「ええぇぇー…」

無理やり中庭に
つれてこられたあたし…

「ほ…ほんとに
熱無いんです!!!」

「うん。知ってるよ」

「え…?」

「ちょっと抜け出して話したかったからね…」

「何ですか…?」


「ー……
この前は……
ほんとごめん……
俺……雪音の気持ちなんか考えてなくて……
自分の考えしか雪音に押しつけてなかった…
ほんとごめん…」




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