幸せ日和〜コイスルキモチ〜



「お前ー……」


「………」

「目が死んでるぞ!
どうしたんだ!?」


「ー………」


ツゥーーーー………


「あ〜あ………
泣いた………
やっぱりな………」


「…………」


「おい!!
なんか喋れよ!!!
目が死んでるって!」


「いつものお前なら………
ばかっ!!!
とか………
相変わらずむかつくわ…
とか……………
いうくせに!!!!」


冬山は大声で言って、
壁を叩いた………


「………」


でも………
今のあたしは
何もできなかった………

多分………

ショックで……精神的ダメージがあるのだろう………


「ちくしょう!!!
元のお前に戻れよ!!!
雪音………

お前は俺が守ってやる………だから……
もうー……
泣くな!
あと……
なんか喋ろよ……」




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