幸せ日和〜コイスルキモチ〜
「寒いなぁ〜…」
「そうだね〜……」
……嘘です!
あたし…今幸せすぎて……緊張しすぎて……ドキドキいってて……体中熱いです!(笑)
「ー……!!!」
冬山はあたしの手を握った……
えっ……ちょっとまって……
「温かぁ〜…」
笑いながら言う冬山……
目が合っても笑ってた……
「えっ…ちょ……」
「あっ!ごめん!俺寒がりなんよ……だから手!お願い……」
「………いいけど…」
うそっ!!これって恋人っぽくない!?
やばいってぇ〜あたし死ぬかも……(笑)うわぁ〜……ドキドキ聞こえてないよね……?
「ってか……学校間に合わないよ……?」
「えっ……
だって俺……
学校行く気ねぇもん……」
「はっ…!?
じゃぁあたし……」
「春乃も学校サボろうぜ!」
「えっ……マジで……?」
「当たり前〜♪」
「ど……しよ……」
休みたい…学校休みたい……でも……でも…
「今から行っても遅刻だよ〜?」
ニヤニヤしながら冬山は言ってきた……
「えっ!うそ!
……ホントだ……」
「ねっ!?だから…サボろ?」
「……意地悪…」
はっきり言って、
すごく幸せ……
でも……それと裏腹に
瑠那への罪悪感が膨らむ……
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