幸せ日和〜コイスルキモチ〜



「え……」

あたしは
転校生を見て硬直した……

「秋川夏斐くんだ。みんな、仲良くしてやってくれ。」

転校生って……

「秋川夏斐です。
宜しくお願いします……」

朝……
ぶつかった人だ……

「えっと……秋川くんが慣れてくるまで誰か世話してくれないか…?」

「あっ……あんた、今朝の…」

「えー…と……
お久しぶり……です…?」

何故…疑問系…?

「知ってる奴?」

冬山は転校生を少し睨んで、ボソッと言ってきた…

「んー……
知り合いって言うか……捜してた人?」

「ふーん……」

なんか……
冬山…不機嫌っぽい……気に入らないのかな?
秋川くんのこと……

「なんだ!春乃…知り合いか…じゃぁ……こいつの世話頼んだぞ…」

「ハ…?知り合いでもないんだけど……」

ぅわー……最悪…

「春乃!」

「はいっ!」

「変なことは教えないように」

なんそれ……
じゃぁ…あたし以外の誰かにすればいいじゃん!



< 97 / 119 >

この作品をシェア

pagetop