POEM
青い女神とヴァンパイア
因縁
"ソフィア"
やめて……………
"ソフィア"
その声で私の名前を呼ばないで……
"こちらを向いて"
そんなこと……―――
"ごめんなさい"
────……え
今なんて………──
"ごめんなさい"
どんなに謝られても
楽しかった
3人で笑いあっていた
3人で一緒にいた
あの時間を忘れることなんて
―――できなかった
気付いた時にはもう遅くて
動かなくなった彼女の身体を
ただ泣いて抱きしめた
もう3人で居られる日は来ない
3人で笑い合える日は
――――――来ない