POEM
手紙─伝えたいこと─

YELL


――愛する人へ……。




死と生の間



いつだって

瞳の奥に

優しさを秘めた貴方が

なぜそんな所にいるの?

そこにいるのが

どうして貴方なの?

なぜ私じゃないの?

いつだって苦しむのは貴方。

やりたいことを

無意識のうちに制限してる。

そうする理由があるから。

そうじゃなきゃいけない理由があるから。






いつ消えるかも知れないその灯(トモシビ)。






その命、私に下さい。









“……私のをあげるから。“







こんなこと言ったら、

貴方にひどく叱られそう。

でも本当に

心から

そう思うの。








神様


あなたは残酷です


間違っているのではない


残酷なのです


だって……


あなたが間違えるはずないでしょ?


ねぇ、神様?


何故その人が望む物をくれないの?


何故その人が本当に必要としている物をくれないの?


やっぱり理解できないわ。


あなたは一体なんなの?


私たちにとって


本当の"神様"ってなんなの?



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