Pinky
ピンキーはぐっすりと眠っていた。


朝飯用に チャーハンが
用意されていたから
口にかきこんで

静かにスーツに着替えて
部屋を出た。



マンションの下から
部屋を見たけど
まだきっと眠ってるんだろう……



携帯が鳴った


アンリからのメール


『おはよう。
昨日はありがとう
和人の優しさに救われました。
今日 東京に戻ります。
また会いに来ていい?
ううん~絶対に会いに来る……
大好きよ和人…』



 大好きだって……



きっと友達だけどな~


地下鉄に乗って揺られていると
アンリとの夜を思い出した。



親友の彼女を好きになっては
マズイだろう・・・・・
でも……もしかしたら
修杜より俺の方がアンリのそばにいて
支えてやれるような気がした。



アンリのことが頭から
離れない・・・・・・。


恋はしたけど
こんなに熱い想いを抱えるのは
初めての経験だった。


負けたくない修杜の彼女を
好きになってしまった。
< 104 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop