Pinky
「結構いい成績あげてるの
知ってるだろう?」


「はい…社内誌で読みました。」


「それでさ…
君に是非…入部してほしいなって~
いろいろリサーチしたら
プロに誘われたことがあるって…」


部長の言葉に周りが
どよめいた。


  悪いことじゃないけど……


「いや…昔の話です。
それにあの時踏み込めなかったのは
自信がなかったからです。」



「気楽に楽しもうよ。
君にとってもわるい話ではないだろう?」



 評価UPってこと?


「期待されてたら困ります。
もう…高校卒業してから
サッカーは一切してないし…
体力 筋力 まったく衰えてて……
あの頃に戻すのは
年齢的にも無理です……。
入ったところで
みなさんの足でまといになると
思うんですが……」


俺はなんとかその場を
乗り切ろうと必死・・・・・



「とにかく 社長の方からも
言われてるから
来週くらいからでも練習参加してくれ」



「え!?それは……ちょっと……」



「やるやらないは
それからでいいからな。」


部長は言いたいことを言ったら
すぐに違う部下を呼びつけた。


 ちょっと待ってくれよ……
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