Pinky
「うわ…さいてーーー」
ピンキーの声が刺さる。


「わかってるって・・・・
だから誰にも言うな。」



「言うって誰に?
私はここにいるもん。」




「あ…そっか…
何言ってんだろ俺……」



「それだけやましいってことね。」




 そうだけどさ・・・・


「うるさい また入れるぞ。」

俺は指を立てた。




わかってるって・・・・


ピンキーの言いたいこと



「和人さん・・・・・・
そうだ・・・・そうよ!!!」


ピンキーがいきなり小躍りした。



「な…なんだよどうしたんだ?」



「そうよ!!
とっちゃえばいいのよ。
修杜さんから彼女を奪っちゃえ!!」

唐突なピンキーの言葉に驚いた。



「おまえ…何?
気でも狂ったのか?」


俺はピンキーの額に
デコピンをした。
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