Pinky



あんな時間に飛び出していくなんて


アンリさんが来てたんだ。



和人はアンリさんに恋をしている


応援しようって
思っていたけど



今日だけはそんな気分になれなかった。



和人が幸せになるための
手助けをしてあげたい


それが私の役目だけど


本当は…本当は

心は泣いている………



「知ってる?
私はずっと前から
和人を見つめていたんだよ…」


涙が地面に落ちて行く……



「本当は私が
和人を幸せにしてあげたいのに」




今来た道をトボトボ戻った。

帰る場所は和人のいない
部屋しかないけど……


今日だけは和人に
会いたくなかった・・・・・。
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