Pinky
今度は俺が安心感から
睡魔に襲われた。


ピンキーは寝てばっかいたから
まだ寝られないと言って

俺は先に眠ってしまった。



夢か現実か・・・・・

俺の視界にピンキーが
うっすらと見えた。


ピンキーは泣いている
肩を震わせて静かに泣いていた。



 どうした?


俺はピンキーに話しかけたけど
ピンキーはただ泣いているだけだった


 俺のせいか?



細い背中・・・・


 ピンキー少しやせたか?


俺の声はピンキーには
届いていない・・・・・



夢・・・・
きっと夢・・・・・

朝になる頃には俺の記憶の
片隅しまわれていた。



「おはよ~~
和人さん!!遅刻しちゃうよ~~」



いつものピンキーの
明るい声に起こされた。
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