Pinky
kazuto~2~
ピンクは今頃あんな体で
この雷に怯えているに違いない



雨だって降ってきて
きっとこの雨は
ピンクの体力を奪ってしまうだろう



俺はもう二度とピンクに会えないって
思えば思うほど涙が溢れる。


激しい雨が涙を隠してくれた。



「ピンク~!!!」



頭の上で雷が鳴った。




 ピンク・・・・・・



俺は空を見上げて


雨を顔に受けた。



孤独感が・・・・俺を支配した。



絶望感が広がった。




ピンクにはもう会えない・・・・。





バリバリバリバリ



雷がものすごい音を立てた。
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