Pinky
朝 何事もなかったように


「おはよう~」


ピンキーはにこやかに
挨拶した。


 やっぱ夢なのかな…



「今日は練習あるんでしょ?」



「午後からな~
おまえも行くか?」



「うわ~~マジ???
やった~~!!
和人さんのサッカーしてる姿
ほんとカッコいいんだもん~」

ピンキーはピョンピョン飛びあがった。


「おまえサッカー好きだよな~」



「うん~サッカーばっかり
テレビで見てたから。」


ピンキーの過去が見えそうな
気がした。


「なんのサッカー?」


「な~んでも~
だから私ちょっとサッカーには
詳しいんだよ。」



「一緒にいた人が
サッカー好きだったんだ。」



「うん。お笑いも好きだよ。
いつも爆笑してたから~
サッカー見ててもお笑い見ててもね
いちいち解説するんだよね~
それもおもしろかったけどね。」


 俺みたいじゃん


ピンク相手にサッカー談議
ピンクは迷惑そうだけど
ちゃんと相槌をうってくれた。



 『ミャン』


ピンクを思い出していた。
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