Pinky
「いつ帰るの?」


「あさって……」



「じゃ…ずっと一緒にいて…」

アンリは俺の首に手を
まわした。


「私もまだ難しいこと
考えたくないから……
今は素直に自分の思ったことを
口にするから……」



 一緒に・・・・・・


「どんな形でもいいから
俺もアンリと時を
過ごしたかった……
支えるなんてカッコつけちまった…」


俺はアンリの頬を
両手でしっかりおさえる。



「俺も心ん中素直に……」



アンリは目を閉じた。
美しい表情だった。



俺はその魅惑的な唇じゃなくて
額に口づけた。


顔を離すと
アンリが俺を見ている。


「意気地なしだと思ってる?
違うんだな~俺チャレンジャーなんだよ。
アンリを全部俺のものにしたいって
本当はそう考えてる……」



 言っちまったよ……

そう言ったら
またアンリを抱きしめる・・・・。
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