Pinky
「今日は俺がなんかつくってやる」


和人はそう言って
台所に立っていた。



「何作ってんの?」

私が見ようとすると
和人は体を使って阻止をしようとする



「え~~見せてよ~~」


その体にわざとに
じゃれついて
和人のぬくもりを感じる……



「ダメだって~~」


和人は私を抱き上げて
ソファーに転がした。


その首に巻きついて
私は起き上がろうとしたから
そのまま和人は
私の上に重なってしまった。




和人は驚いて目を丸くしてる



私は和人の頬を両手で
挟み込んで
ジーーーッと見つめた。



 和人の心が見える……



私に対しては
罪悪感しかない……
ここに少しか愛があったら
その奇跡に私はすがりたいとおもった。
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