Pinky
「私はつぐみちゃんが
『一緒に行く?』って聞いたけど
私はつぐみちゃんにたくさん甘えて
つぐみちゃんが出て行く時
ベットの下に隠れたの。

そうしたら
『和人はああ見えて寂しがり屋だから
そばにいてあげてね…』って…
悲しかった…

だってだって
あの雷雨の夜に
『死にたくないよ~』って叫んだ時
気づいてくれたのは
つぐみちゃんだったから……
命を助けてくれたつぐみちゃんに
ずっと付いて行くつもりだったのに
私はあの日
和人と一緒にいることを選んだの。」




「ね・・・?
ピンキー・・・・・・。
今 俺が考えてることって
とんでもない話だけど………
まさか……
いや…そんなおとぎ話
信じちゃいないけど……
だって…つぐみのこと…なんで?
別に誰も知らないことだし……」




私は慌ててる和人の手をとって
そのまま静かに頬ずりをした。


「私は…ピンクだよ……
あなたのそばにいたくて
おとぎ話を信じて
そしてここにいるピンクだよ……」


和人の目から
涙が溢れだした・・・・・


「ピンクなのか?」


私の唇に和人の指が触れた……
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