Pinky
「やっぱ俺のせいだよね~」

和人は私にそう言った。



「わかってたんだ~
つぐみが変わってきたことも
俺に何かを求めてたことも~」



和人は私を抱き上げて


「なんか…つぐみが悪いんじゃないんだ。
俺がさ…俺が
面倒になったんだ・・・。
嫌いとかそんなんじゃないけど
自分のことで精一杯なんだ。」



『可哀そう つぐみちゃん』



「これでよかったんだって
人生まちがってないって
どうしても思いたくないんだ。
だから今女より 自分のことだけで
精一杯なんだ……
だからほんとに
つぐみには悪いけど……
少しホッとしてる……
つぐみもきっとそうだと思う。」



和人のトラウマは
修杜だった。


応援してる


でも負けたくない


同じ土俵にいるんじゃないのに
どうしても・・・・
夢のために突き進んだ
修杜と



夢をつかみきれなくて
あきらめた和人



私に言葉があったら言うよ



『和人は和人じゃん…』
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