Pinky
「大丈夫ですか?」


ベンチの下の人を俺は
ひきだしてやった。


「ありがとう……
雷が怖くて……」



また稲光が光ると
その人は俺に抱きついた。



バリバリバリ!!!!


「助けて・・・
うち・・・雷めっちゃ…ダメ…」



「助けてって言われても…
どこかに入った方がいいよ。」


俺は必死にすがる人を
引き離そうとするけど
その人は俺に必死にしがみつく…


「お兄さんはどこにいくの?」



「俺はすぐそこ家だから…」



「じゃ…雷が終わるまで…
玄関でいいから…
居させて…お願いします…」


ものすごい力ですがってきた。



「お願いします・・・・。」


ピンクの変わりに
おかしなものを見つけてしまった
俺は複雑な思いだった。
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