Pinky
観客席から声がした。


「和人~~~
和人~~~~~~」



「!?」



アンリが手を振っていた。


周りがアンリに気がついて
驚くようにして見ていた。




「おめでとう和人~」



「どうしてわかった?」
俺は今日のことは
アンリには話してないはずだった。




「ん…あれ・・・
なんでだったのかな・・・・
でも今日は絶対に来ようって
思ってたの……
不思議だな~~~~。
でもよかった~~
来てよかった~~
和人 めっちゃカッコいい!!」


アンリはそう言うと
身を乗り出して
俺に抱きついてきた。



周りの歓声が聞こえた。
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