Pinky
しばらくして物音で
我に返った。


「ありがとうございました。」


ハッとした。


 もしかして泣いてたの見られたか?


俺は少し動揺しながら
ピンクのタオルを元の位置に
戻した。



「ああ・・洗濯機使い方大丈夫でしたか?」


恐る恐る振り向くと
そこに立ってたのは

バスタオルで頭を巻いて

真っ白な肌
頬をピンクに染め


そして唇のピンク色が

ピンクの鼻と同じ色だった。


「はい。
図々しくあがりこんで
こんなによくしてもらって
ありがとうございました。」



女の子は頭をペコリとさげた。



< 24 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop