Pinky
「なんか飲むか?
ココアとかでいい?」


「あ…はい……」

俺が台所に立ってるときに
声が聞こえた。


「おかあさん・・・?
うん・・・・あのね・・・
今日帰らなくていいよね?
・・・うんわかった。」



 今・・・帰らなくてって…?


俺は聞き間違いだと思うようにした。



「はい」


テーブルにココアを置いた。


「すみません」


女の子はココアをフーフーと
している。



「猫舌?」


「はい…熱いの苦手なんです。」


「氷でも入れるか?」


「いいえ…冷めるの待ちます。」


フーフーしてる様子が
めちゃめちゃカワイイ・・・・


そんな心の言葉に
理性のある大人の心が

 しっかりしろ~

と喝を入れる。



 こんな子供となんかあったら…
 俺はすぐに犯罪者になるぞ。



気を引き締める・・・・。
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