Pinky
kazuto~3~
ピンクがいなくなって
知らない女が舞い込んできた。

結局俺は……雷雨の中叩きだすことも
できずに女の子を泊めた。


女の子は
ピンクのベットの近くで
うずくまって眠っていた。


 だって…それでいいって言ったし


その光景に言い訳をしながら
俺は丸くなって寝ている女の子と
ピンクを重ね合わせた。




つぐみ以来
何年ぶりだろう
ここに人間がいるって……


いろいろ悪さはしてるけど
ピンクがいるから・・・
家に女を連れてきたことはなかった。


朝帰りして帰ってくると
ピンクは駆け寄って
足元から飛びあがってくる。



それも爪痕も残さず
俺の胸に抱きついてきた。



「ごめん…ピンク…
寂しかったか?」


 ミー・・・・


「やっぱおまえが一番いいよ。」


ピンクを抱きしめた。


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