Pinky
「名前は?」




「……あ…ピンキーって
呼ばれてます。
頬と唇がピンク色だってことで…」



「ピンキー……」



「ご主人のことは
なんて呼べばいいでしょう?」


 ご主人って……


「メイド喫茶じゃないし……」



「ダーリン…ダーリンでいいですか?」



「は・・・・?」



「ダーリンにしましょう」



 バカにされてるのか・・・・


「あのな……
俺は和人・・・・・」




女の子はピンクな唇を突き出して


「和人さん…」


と呼んでニッコリと微笑んだ。
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