Pinky
「こんなこと言いたくないけど
俺んとこには金目のもの
なんもないからな~」



「それって私に泥棒疑惑を
かけてるってことですね?」


ピンキーはケラケラ笑った。



「いや…なんかおかしいだろ。
どー考えたって
なんで俺んとこなの?」



「和人さんのとこがよかったんです。」



「なんで?」



「ペット大事にしてる人に
悪い人はいないから…
ピンクが幸せそうでうらやましかった。」




「ピンクは俺の恋人だし…」




「ピンクの変わりに
和人さんのそばにいてあげたい。」



 おい…おい…

こんな可愛い女の子に
そんなこと言われたら悪い気はしないけど
なんか・・・・裏がありそうで……



「これってドッキリじゃないよな?」


思わずカメラを探した。
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