Pinky
つぐみと距離を感じながら
でも俺は毎日が忙しくて
そこにふれることをためらっていた。


 なんかめんどくせー


仕事以外のことは
面倒くさくて……ついつい……


安心感やおごりがあったのかもしれない。



つぐみには俺しかいないって……


外見が変わっていく
つぐみと
一緒にいる時間も少しづつなくなっていた。


「カズ・・・」


つぐみが俺の背中に話しかける。

俺は慌てて目を閉じる。



「寝ちゃったの?」



つぐみのため息を聞きながら


 ごめん


そう心の中でつぶやいた。
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