Pinky
玄関のドアを開けた。


真っ暗な部屋



その時だった。


足元にピンクの気配がして
驚いた。



「おかえりなさい」



 ・・・・・・・・・


ピンキーの声。



「な…なんで電気つけないの?」



「だって…ピンクは電気つけないじゃん」



電気をつけるまえに
ピンキーが足元にからみついた。



「おかえりなさい。
遅かったね・・・・・。
寂しかったよ・・・・。」


ピンキーが言った。


「ピンクはそんなこと言わないし~」




「きっとピンクはそう思ってたような
気がします・・・・・。
やっぱりピンクになって
和人さんを待ってたら
わかります。」


ピンキーはまた足元にじゃれついた。



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