Pinky
俺はピンキーを膝に座らせて
ほっぺたを押し付けて
可愛い唇をとがらかさせたり


そして禁断の唇に
指で触れて

ブンブンと動かした。



「和人さん・・・・」

ピンキーがそのおかしい顔で
俺の名前を呼んだ。



俺はおもわず
おかしくてゲラゲラ笑った。




「和人さん」


ピンキーの声は明らかに
ムッときてるけど


ピンクと同じ色の唇に
触れた喜びで俺はいつまでも
ブンブンと遊んでいた。



その時
「いで!!」



ピンキーの爪が
額から顎にかけて通っていった。



「何すんのよ!?」



「だって不快だったから
和人さんふざけすぎだから!!
猫は不快だとかっちゃくでしょ?」



「後のこったらどうしてくれる?」



「し~らない!!」


ピンキーはケラケラ笑いだして
自分の爪の跡をなぞった。
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