Pinky
ピンキーとの関係に
不思議な絆が生まれた頃



俺にはもう一つの
驚くべき出来事が起こった。



それはテレビの前で
いつものようにうたた寝をしていた夜


家電が鳴った。


「もしもし~」



「あ…アンリです……」



「え?アンリ?」
俺は心臓が飛び出そうだった。


ピンキーはちょうど
シャワー中だった。



「あのね……
明日の夜会えない?」



「会えるけど・・・・
どうしたんだ?」




「あ…PV撮りに明日札幌に
入るんだけど……
その時にちょっとだけ時間が
空いてるから
和人に会いたいなって…思って…」



アンリに会いたいって
言われて悪い気なんかしない



「う・・・ん
ちょっと仕事が忙しいんだけど…
終わり次第行くよ。
どこに行ったらいい?」



少しもったいつけて
俺は車でアンリのいるホテルに
迎えに行くことにした。


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