Pinky
「もしかしてさ・・・
もしまた出会えるとしたら
俺に自分がピンクだって教えてくれるかな
だってさ
姿を変えてきたら
わかんないじゃん……」




「犬になるか…カラスになるか
それとも人間になるか
わかんないけど
きっと和人さんに気づいてほしくて
一生懸命アピールするよ。
和人さんはそれを見逃さないように
してあげてね。
ほとんどの人はわからないみたい
だって…死んだペットが
会いに来るなんておとぎ話みたいな
ものでしょう?」



 見逃すな…か・・・



「ピンクが会いにきても
ガッカリしないような男でいないと」





「そうね・・・
ピンクにとっては和人さんは
最高の男性だったから~
ガッカリさせないでね~」



「生意気な奴だな~」


俺はピンキーの鼻をつまんでやった。



きゃはは~

ピンキーはよく笑った。


 癒されるな~~~~
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